(旧作含む)
思いつくのはコメント書いた。
映画
『ユンヒへ』イム・デヒョン
冬の小樽が舞台で、ちょうど観に行った日の東京が雪だったので情緒たっぷりに観れてよい映画体験だった思い出。
『ドント・ルック・アップ』アダム・マッケイ
緊急事態に起こる嫌なあるある連続のブラックコメディ。一瞬しか出てこないけど「SNSで派閥が二分化してるときに『どっち派も落ち着けよ』って中立っぽい顔して"冷静な俺"を演出してるやつ」が個人的に一番嫌だった。笑 ティモシー・シャラメのキャスティングがすごい。
『コーダ あいのうた』シアン・ヘダー
当事者キャスティングが本当に良かった。万人におすすめできる。
『tick, tick…BOOM!』リン=マヌエル・ミランダ
曲がいい……。
『ウエスト・サイド・ストーリー』スティーヴン・スピルバーグ
映画的ショットの連続、Tonightのシーンとかもう過剰なまでにロマンチック。
『カモン カモン』マイク・ミルズ
大人として子どもと信頼関係を築いていく様子で、私もこうやって子どもに接したい、と思いながら見た。
『流浪の月』李相日
横浜流星がすんごい良かった、横浜流星ファンには勧められないが……。
『ハケンアニメ!』吉野耕平
柄本佑に抗えない。良いお仕事ドラマ。
『ベイビー・ブローカー』是枝裕和
ペ・ドゥナが好き。
『FLEE』ジョナス・ポエール・ラスムーセン
アニメーションでやる意味のあるドキュメンタリーアニメ。観ていてつらい気持ちにもなるけど観て良かった。
『教育と愛国』斉加尚代
これ観た2ヶ月後に安倍元首相の事件があってすごい複雑な気持ちになってしまった。
『メタモルフォーゼの縁側』狩山俊輔
芦田愛菜さんうますぎる〜!走り方がいい。
『わたしは最悪。』ヨアヒム・トリアー
30歳になる(なった)今年観るべき映画であり、よりによって今年観てしまった…となった映画。オスロの街並みが素敵。
『マイスモールランド』川和田恵真
(観たのはドラマ版だけど)青春と社会問題がこんなに良い相互作用を生んでる作品ない。奥平大兼さんの朴訥さが本当に良いし、主演の嵐莉菜さんの視線の演技がすごい。
『プライマ・フェイシィ』ジャスティン・マーティン
ひとり舞台の幅の広さを見せつけられて食らってしまった。NTLは毎回良い作品を上映してくれるわね……。
『LOVE LIFE』深田晃司
ラストシーンが本当〜〜〜に良い。人の多面性が描かれているという点でタバコのシーンが好き。序盤に割合ショッキングな展開があるのでむやみに勧められないけど。
『よだかの片想い』安川有果
中島歩さんに抗えない。
『マイ・ブロークン・マリコ』タナダユキ
駅弁のシーン好き過ぎる。配信始まったらたぶん真っ先にそのシーン観る(と思ったら今月から配信してる!)。奈緒さんが相変わらず上手い。
『すずめの戸締まり』新海誠
正直震災の扱いは???って感じだったのだけど、主人公の成長の物語として、その道程がいろんな世代の女性たちに女性たちに支えられて、伯母と母と自分に向き合う話になっているのがすんごく好きだった。
『窓辺にて』今泉力哉
吾郎ちゃんのふわふわしたイメージそのままな雰囲気なのに、真綿で首を絞められるような気持ちになり、ラストのふっと軽くなる瞬間、あのセリフがあの人から出たというのがすごいぐっと来てしまった。
『シスター 夏のわかれ道』イン・ルオシン
駅のシーンとか映像が好きなテイスト。叔母さんとの会話が好き。ラストはもやりつつも中国で作られたことを考えるとまあこうなるかな……一応オープンエンドらしいけども。
『ケイコ 目を澄ませて』三宅唱
フィルム映画を映画館で観る贅沢。説明台詞ほぼないのに感情の動きがきちんと追えるの映画うま過ぎる……。会長とのシャドーのシーンでケイコと一緒に泣いてしまった。スタッフロールの映像と音で鳥肌立った。
『THE FIRST SLAM DUNK』井上雄彦
試合シーンの映像表現が画期的かつ唯一無二。モーションキャプチャーなんだけど、そのままではなくきちんと井上雄彦画に落とし込まれて、カメラワークが一番かっこよくかつ分かりやすい画角っていうすごい映像体験だった。まだやってる(2023年元日現在)のでぜひ観てください。
本
『またここか』坂元裕二
坂元裕二の朗読劇の脚本。坂元裕二の真髄これでは?1作目は星野源でやってほしい……。
『女が死ぬ』松田青子
表題作、怒りに満ちていて最高だった。
『あいつゲイだって アウティングはなぜ問題なのか?』松岡宗嗣
差別/ジェンダーについて勉強期間①
『公園へ行かないか?火曜日に』柴咲友香
そんなに都会ではないアメリカの空気感が味わえて良かったエッセイ。
『差別はたいてい悪意のない人がする』キム・ジヘ
差別/ジェンダーについて勉強期間②
『これからの男の子たちへ』太田啓子
差別/ジェンダーについて勉強期間③
これは色んな人に読んでほしい気持ち。
『おとととい』夏帆
夏帆の写真集。11月に写真家と夏帆のトークショー行って直接話してサインもらっちゃいましたえへへ……。
『おいしいごはんが食べられますように』高瀬隼子
いや〜〜〜な気持ちになる恋愛作品大好き♥
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』アンディ・ウィアー
ネタバレ踏む前に読んだ方がいいです。
『よかれと思ってやったのに』清田隆之
差別/ジェンダーについて勉強期間④
とはいえ恋愛失敗あるある的な面白さがあるので普通に笑いながら読めちゃう。
『虎のたましい人魚の涙』くどうれいん
仕事にも何に対しても一所懸命な周りの女の子たちを思い出しながら読んだエッセイ。
『文にあたる』牟田都子
校正者のエッセイ本。「文にあたる」こと、事実と文章の意図をすべて読みとる難しさと楽しさが感じられて良かった。
『学びのきほん はみだしの人類学: ともに生きる方法』松村圭一郎
『愛するということ』エーリッヒ・フロム
「愛とは……?」モードになってる人に感化されて吉野朔実『恋愛的瞬間』を読み返したついでに読んだ。愛とは能動的で信念の行為である……それはそう……あと『恋愛的瞬間』はすごい……。
『フェアな関係』兼桝綾
自分で感じたことのあるありとあらゆる嫌な気持ちが描かれてて居心地が悪い、でもするする読めてしまった。
『夜明けまえ、山の影で エベレストに挑んだシスターフッドの物語』シルヴィア・ヴァスケス=ラヴァド
エベレスト登頂、想像と違うキツさがある……。女の子たちとのトレッキングシーンが好き。
漫画
『BEASTARS』板垣巴留
例によってルイ先輩が好きです。
『メロンの味』絵津鼓
精神疾患に対してこういう描き方をする漫画あんまりない気がする。新幹線のシーンで泣いちゃった。
『紛争でしたら八田まで』田素弘
戦争が始まった頃に(このセンテンスを現代のこととして書くのすごいな)、無料公開されていたウクライナ編が良かったので全巻読んでしまった。
『セクシー田中さん (5)』芦原妃名子
どうしても小西が好きになれない。
『赤髪の白雪姫 (25)』あきづき空太
新刊出るたびに「オビ!!!」って言ってる。
『スキップとローファー (7)』高松美咲
今年一番読んだ後狂ってしまった漫画。
『ブランチライン (4)』池辺葵
『三拍子の娘 (2)』町田メロメ
テンポよくて軽いのに、ちょっと緊張感もある話とかも描かれてて本当にいいな~。
『1日2回 (3)』いくえみ綾
『スペシャル』平方イコルスン
巻を重ねるごとにこうなる!?って思ってたけどさらにラストこんな感情になるなんてな。
『2年1組 うちのクラスの女子がヤバい (1)』衿沢世衣子
『映像研には手を出すな! (7)』大童澄瞳
『大奥』よしながふみ
よしながふみが"人間"を描くのが上手いのは当然知ってたんだけど、3代将軍から大政奉還までの大河ドラマ、かつ男女逆転のSFをこうもうまく絡めて描けるものかね。すごかった。
『ややこしい蜜柑たち』雁須磨子
いや〜〜〜な気持ちになる恋愛作品大好き②
『天狗の台所』田中相
『正反対な君と僕』阿賀沢紅茶
思春期の自意識とかもやもやがポップに描かれてて読んでてめっちゃ笑顔になっちゃう。元気出る。
『東京ヒゴロ (2)』松本大洋
『ブランクスペース』熊倉献
『スペシャル』同様にちょっと変わった能力持ちの女の子とのガール・ミーツ・ガールものなんだけど、これもこんな展開、こんな結末になるなんて思わなかったな。
『数字であそぼ。 (8)』絹田村子
佐々木倫子、和山やま的なオフビートな笑いが好きな人は好きだと思います。
『光が死んだ夏』モクモクれん
ちょっとホラー苦手なんだけどこれは好き……。
『涙雨とセレナーデ (10)』河内遥
花とゆめ的ファンタジー少女漫画生まれ、当て馬育ちの私大歓喜巻。
『海が走るエンドロール (3)』たらちねジョン
『あした死ぬには、 (4)』雁須磨子
最終巻じんわり泣いちゃった。40歳になったときにまた読み返したい。その前にもたくさん読み返すと思うけど。
『きのう何食べた? (20)』よしながふみ
特装版付録の全巻レシピ索引ほんとまじ助かる。
今回のキャベツのごまコールスローおいしかった。あと「ドーナツだよ~~~」で笑っちゃった。
『乙嫁語り (14)』森薫
本編読んでる間からあとがきの森薫が興奮して馬の書き込みしてる絵面が思い浮かんでしょうがなかった。とはいえやっぱり馬競べかっこいいよ~。
『北北西に曇と往け (6)』入江亜紀
『作りたい女と食べたい女 (3)』ゆざきさかおみ
『ルポルタージュ-追悼記事-』売野機子
「愛とは……?」期間に読んだ。一旦恋愛の価値がリセットされた時代設定だからこそ描けるものがあるんやね……。
『女の園の星 (3)』和山やま
怖くてまだOVA観られてません。
『ミワさんなりすます (5)』青木U平
『天幕のジャードゥーガル』トマトスープ
知性で危機を乗り越えていく話っていいよね。
ドラマ
『30までにとうるさくて』山田由梨
うっっって言ったり友だちのこと思い出したりしながら観てました。
佐藤玲さんかわいい。
『お耳に合いましたら。』マンボウやしろ
ながら観に最適、伊藤万理華ちゃんのエンディングダンス超キュート。
『恋せぬふたり』吉田恵里香
こういうステレオタイプとは外れた家族像、関係性の作品もっと欲しいです。
『17才の帝国』吉田玲子
星野源が想像以上にフューチャーされまくっとるがな。
『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』
石子の衣装がかわいすぎてしばらく「石子着てそう♥」みたいな感じで服買ってた。中村倫也いいです。
『初恋の悪魔』坂元裕二
変な作品だったな!メインキャストが私が決めたキャスティングかと思った(?)
『鎌倉殿の十三人』三谷幸喜
今年ベストオブラストシーンだった。「ちょっと待って」からもうずっと鳥肌。
『エルピス -希望、あるいは災い-』渡辺あや
ルックが良い。鈴木亮平があまりにも魅力的かつ最悪なのでカルティエの指輪をポンと渡すシーンで「うっっっわ」って言った。眞栄田郷敦さんまじで演技が上手い。
舞台
『もはやしずか』加藤拓也
嫌な気持ちになって最悪で超良かった。
『アンチポデス』小川絵梨子
これも嫌な気持ちになって良かった。はとこ(一方的に知ってるだけ)が出演しててその演技が良かったのでなんか嬉しくなっちゃった。
『2020』白井晃
高橋一生のひとり芝居。2020年を基点に「個と集団」について考える思考実験的なSF作品。好きな要素しかない。
展示等
「NECESSARY」 @hpgrp GALLERY TOKYO
西山寛紀さんの個展。音楽をテーマにした絵がすごい好きだったな。
「Someone's Summers」 @SUNNY BOY BOOKS
unpisさんの個展。夏のはっきりとした影の色味がすごい良かった。
たまたまご本人在廊されててサインもらっちゃった。
「みんなの椅子」 @武蔵野美術大学 美術館
とんでもない量の名作椅子が並んでいて、大半に実際に座れるものすごい展示だった。解説動画がYoutubeに上がってて、この曲線はこれから来てるのか~とか色々分かって大変楽しい。
「good hour」 @Lurf MUSEUM
西山寛紀さんの個展②。アンティークのデンマーク家具が置いてあるカフェ併設のギャラリーで、空間ごとすごくいい展示。巨大レコードスピーカー機器まわりのとか超かっこいい。